急速は事を破り、寧耐は事を成す

「西郷隆盛」の肖像

西郷隆盛の名言。日本を明治維新に導いた「維新の三傑」の一人が語る『物事の進め方の秘訣』。

「寧耐(ねいたい)」とは、字が表すように『落ち着いて、耐え忍ぶ』という意味である。

したがって、この言葉で西郷隆盛が言っているのは、「焦って物事に取り組むと失敗し、沈着冷静に取り組むことで物事は成功する」ということだ。

平常時には、このことを意識できる人は多いだろう。

問題は、困難に直面した時だ。迫り来る難局を前に、いかに冷静さを保ち、事業に対応できるか。

心の状態が、まさに事業の成功と失敗の境目となるだろう。