危難と地獄、辛酸のなかに重要な何かがある。長い人生では、一回や二回は地獄を通過したほうが、かえっていいのかもしれません

「やなせたかし」の肖像

やなせたかしの名言。修羅場をくぐるという経験が持つ価値について触れた言葉。

地獄、苦難。

こうした言葉から連想するのはマイナスの感情だろう。「地獄なんか見たくない」「苦難に会いたくない」などだ。

実際に地獄のような日常を送る人にとっては、辛い思いが溢れてきている最中のはずだ。

しかし、地獄のような環境や辛酸を嘗めさせられた経験の中には、とてつもない大切な教訓が入っていることもしばしばだ。

そう思えば、長い人生の中で修羅場を経験したことのある人、修羅場を経験したことのない人のどちらが豊かな人生経験を積んでいるかは明白だろう。