勝者を過大評価し、敗者を過小評価するのは、人情の大きな弱点である

「陸奥宗光」の肖像

陸奥宗光の名言。明治維新を成し遂げ、外務大臣として不平等条約の改正などを行なった政治家が語る人物評価についての言葉。

人類の歴史には勝者もいれば敗者もいる。歴史という大きな括りで捉えなくても、日々の生活でも勝敗を感じ取ることができる。

勝敗を分かつ要因には、実力もあれば運もあるだろう。数多くの要素が絡み合い、その結果として勝った者と負けた者が表面に現れる。

結果を見て第三者が判断する際には注意が必要だ。当事者以上には、勝負における要素を知ることはできないからだ。

そして、その注意を怠ると陸奥宗光が言うように勝者を大きく捉え、敗者を小さく捉えてしまう。注意して物事を判断したい。