露と落ち 露と消えにし 我が身かな 浪速のことも 夢のまた夢 豊臣秀吉の辞世の句。「夢の中で夢を見ているかのような、なんとも儚い生涯だった」という意味。 百姓から天下人にまで上り詰めた太閤・豊臣秀吉。 まさに立身出世の鑑。 浪速は「なにわ」と読み、大阪の古称である。 栄華を極め、大坂城を始めとした建造物で権威を誇った豊臣秀吉が最後に想った心情が伝わってくる。