私を殺しに来たのだろう。撃て、臆病者め。目の前にいるのはただの一人の男だ チェ・ゲバラが残した最期の言葉。チェ・ゲバラが死亡したのは1967年10月9日。満39歳だった。 ボリビアでの革命活動中のことだった。 銃を向ける政府軍兵士がチェ・ゲバラの前に立ったが、その兵士は銃撃を躊躇していた。 諭すような語り口。まさに稀代の革命家らしい最期の言葉といえるだろう。