「今の若い者は」などと、口はばたきことを申すまじ
山本五十六の名言。年寄りが若者に接する際の姿勢を説いた連合艦隊司令長官の言葉である。
『口幅ったい(くちはばったい)』とは、"生意気"という意味の言葉だ。
年寄りが若者に対して愚痴をこぼすことは、古くは古代エジプトでも確認されている。
また、日本だけに限らず、西洋でも同様のことが見受けられる。
この老人による若い人への批判は、古今東西で老人が繰り返してきた人類の習性ともいえる。
しかし、山本五十六は違った。若者に対しても学ぶ姿勢を持っていた。
人間提督と呼ばれる山本五十六のスケールの大きさを感じさせる名言だ。